MS-Wordをレイアウトソフトとして使うシステムを構築しました。
上場企業の分析データ集を出版
東証の上場企業について独自にリサーチを行い、会社ごとの年次報告を
作成するというお手伝いをしました。千数百件の各種のデータはすべて
DB上にあり、それらの数値からグラフの作成をして、文字も流し込んで
版下レイアウトを自動化することが必要でした。
今回はFileMakerProは、レイアウトの指示のほかにも、文字調整や
「名寄せ」などのテキスト処理、グラフソフト用のデータ作成など、
素材の「下ごしらえ」も担当しました。
表記のバラツキの統一や社名表記の統一など、DBにあるデータも全角半角などの
細かい点で一致していないケースも多く、なかなか面倒でした。
グラフ作成ソフト(DeltaGraph)なども連動して、必要なグラフや図なども
自動作成し、最終的な版下作成は、MS-Wordにマクロで張り込んでいく
という方法を使いました。
当時は、Word書類をCMYKでも商業印刷ができるサービスが始まったばかり。
まだ、刷り上がりの色とは微妙な違和感がまだありましたが、版下としては
Wordの書類は十分に機能していました。
今思えば…
MSOfficeの製品でDTP的なアプローチができるようになってきた時期でした。
今では、WORD書類やPDFなどの書類を使って、CMYKの商業印刷ができることは当たり前ですが、
当時はごく一部の印刷所(出力センター)だけでした。
実際には、色の再現性など、気になる点もあったのですが、それ以上に作業効率がよく、
新しい風を感じるプロジェクトでした。